2014年3月11日火曜日

リンカルの薪ストーブ紹介

イタリアで薪ストーブといえば『リンカル』が定番だそうですが、日本では北欧や北米のストーブメーカーが人気があるため日本ではまだまだマイナーなメーカーです。

イタリアのストーブメーカーは外装をタイルを採用する事が多いのですが、この『リンカル』もタイルの採用するメーカーの一つであります。

下の写真のストーブは『MONELLINA 176NL』という機種になりますが、まずは6角形のデザインが目を引きます。



ストーブ天板は鋳鉄製です。


ストーブ炉の下部は引き出しが付いていて、薪の保存庫としても使えます。


扉にはリンカル社ロゴのタイルが付いています。


外装タイルの出来も申し分ないです。


燃焼炉内は鋳鉄製で作られています。炉内奥のリンカル社ロゴが誇らしいですね。


炉内スペースが小さい為30cm程度の長さの薪入りませんが、デザインがお洒落ですので店舗や会社の玄関などへの設置も面白いかと思います。

こちらの『MONELLINA 176NL』は3月下旬位まで展示しておりますので、興味のある方はご来店いただき実機を確認して頂ければと思います。

2014年3月8日土曜日

長野県松本市でさいかい産業のペレットストーブ『DK-12』設置しました。

3月8日松本市I様邸にて『DK-12』の設置・お引渡しが完了しましたのでご報告します。

ご自宅の新築に合わせ、暖房のご検討をしてしていたI様ですが、当初薪ストーブをご検討されていた中、最終的にペレットストーブに決定。



I様邸の『DK-12』の設置場所は1階リビングの吹き抜け部分になります。

ストーブを着火し本体が暖まってくると、吹き抜け反対側の廊下から冷たい空気が降りてきて、熱が家中を循環し始めたのがわかります。

こちらの『DK-12』、暖房能力が3.4~9.3kwの能力がありますが、今回はストーブ本体上部の熱交換器を2本(通常1本)設置した為、能力以上の暖かさを感じることができます。

また、ストーブトップで煮炊きが出来るのが最大の魅力でもあります。



最後はご家族で記念写真を撮影しました。

それではI様、今シーズンのストーブライフも残りわずかとなりましたが、ご家族でストーブ囲んで楽しんでください。

2014年3月3日月曜日

さいかい産業 新製品発売予告

さいかい産業の中でも、自然対流式でストーブトップでお湯が沸かせる『MT-311 SUMITA』は一番の人気商品になります。


しかしこの『MT-311 SUMITA』暖房能力が最大3.1KWと、他のペレットストーブに比べると小さいので自然対流式でもうちょっと大きいのとなるとDK-12となるのですが、DK-12だと大きすぎると言うことで、帯に短し襷に流し状態でした。

そんな中『MT-311 SUMITA』と『DK-12』の中間機種はないの?という声を反映して開発中なのがこちらの機種。



扉はMT-311のままですが、全体としてはMT-311 SUMITA より一回り大きく出来ています。

MT-311は排気ファンが外付けになりますが、この機種は本体に内蔵されているとの事。

ですので、室外は煙突を出して終わりとなります。


デザインは今後販売店の意見を聞きながら変化していくとの事でしたが、自然対流式ストーブのバリエーションが増えるのは大変楽しみです。

こちらの商品は8月発売を目標としているとの事ですので、新築や既存暖房の買い替え等をご検討している方は期待していただきたいと思います。


2014年3月2日日曜日

長野県安曇野市でシモタニのペレットストーブ『オルコット』設置しました。

3月1日安曇野市E様邸にて『オルコット』の設置・お引渡しが完了しましたのでご報告いたします。

E様邸は松本市の国興ホーム様にて新築され、この日はお引渡しの日です。



取り扱いのご説明をさせていただき、いざ着火。

燃え上がる炎にE様も感激いただきました。

無垢材を多用され、木の香りが漂う中でストーブの火を眺めると心も落ち着きます。

それではE様、今後も宜しくお願いいたします。

2014年3月1日土曜日

『再生可能エネルギーとしての地下熱を俯瞰する』講演会に参加してきました

2月27日に松本商工会議所 建設部会で主催の講演会に参加してきました。

講演は信州大学の藤縄克之様です。


講演内容は『再生可能エネルギーとしての地下熱を俯瞰する』という題ですが、まず地下熱って?地熱じゃないのと考えたりして違いが分からない。自分の無知ぶりを痛感です。

地熱は火山のマグマ溜まりなどで水が沸騰したエネルギーを利用するものですが、地下熱は一年を通して温差の変化が少ない地下水を利用して、使用するエネルギーの消費を少なくしようとする考え方です。


エアコンで冷暖房をすると、夏の冷房は外気温35度で室温23度に設定した場合の温度差は12度になりますが、冬の暖房は外気温-5度で室温20度に設定すると温度差は25度になります。
温度差は冬の方があるため、冬のエアコンは暖房が効かない・電気代は高いとなる訳です。


しかし、これを年間ほぼ一定温度の地下水を利用することにより温度差が縮まり、電気使用量が低減されるわけです。

詳しくはこちらから信州大学

信州大学内で行った実験結果でも、夏の冷房は2~6割程度、冬の暖房では5~6割程度の電気代削減効果があったそうです。


こういったエコなシステムは欧米が先端を行っているのですが、徐々にではありますが日本でも増えています。

スカイツリーや軽井沢のホテルでも採用されていますが、軽井沢のホテルなど初期投資費用は2年で回収したとの実績もあるそうです。すごいですね~。


藤縄先生も仰っていましたが、日本では初期費用をいかに安くするかに目が行き、ランニングコストの低減に目が行っていないとのことですが、軽井沢のホテルの実績もあるので電力を大量に消費する大規模建築には採用を増やしていってほしいと思います。


そしてこの地下熱エネルギー、松本盆地の地下熱賦存量はなんとなんと原発10基分にも相当するエネルギーがあると予測もあります。

恐るべし地下熱エネルギーです。


では現状のエネルギー事情はどうかと考えると、流行りの太陽光発電のデメリットとして設置場所の確保と日照量の問題があります。

住宅の屋根や工場の屋根に設置するのはよしとしても、遊休農地や山間部に太陽光発電施設を設置するのは自然環境を考えるとベストな選択とは思えません。

農地は農産物を、山林は木材を含めた農林産物を生産することが本来の目的でもあるし、古来から日本人は自然とそのように向き合って生きてきた民族のはずです、

ですので電気を買電したらお金が儲かる、などの理由で農地や山林をつぶしてはいけません。

風力なども発電量の波が有りすぎます。

ですので、エネルギーのベストミックスとは?と考える上で、発電の部分に目が行きがちですが、今回の地下熱エネルギーのように電気使用量を低減する施設を増やすことも考えなければいけないと思いました。


講演冒頭での説明で、家庭用のエネルギー消費の割合は給湯と暖房用で50%を超えるエネルギーを使用しています。(寒冷地ではもっと割合が増える)

しかし、オール電化の普及により暖房も電気で、といった流れが加速しています。


電気で暖房を行うことが一番効率が悪いので、寒さの厳しい信州の暖房はペレットストーブか薪ストーブが一番です。


311の震災以降脱原発の議論がありますが、各人がエネルギーのベストミックスとは?と考え行動することが必要だなと思った一日でした。


最後に藤縄先生、松本商工会議所の方々このように機会をいただきましてありがとうございました。